2014年3月25日火曜日

桜の樹の下には
















東京で桜の開花が発表
お花見シーズン到来ですね〜。


そんなわけで
昨日の圭三プロダクションの朗読研究会では
梶井基次郎の「桜の樹の下には」
朗読しました。


↓この文章に共感。



いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽こまが完全な静止に澄むように、また、音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように、灼熱しゃくねつした生殖の幻覚させる後光のようなものだ。それは人の心をたずにはおかない、不思議な、生き生きとした、美しさだ。


今年も妖艶な桜の姿にお目にかかれることが
楽しみです。