「東洋医学的に静脈瘤って何が原因と考えられるかな〜?」
と友人から質問を頂いたので、調べてみました。
東洋医学視点で診ると・・・
中医学では、静脈瘤のことを
「下肢青筋突起(かしせいきんとっき)」といいます。
『湿邪』が一つの原因と考えられます。
では、湿とは、どんな特徴があるのでしょうか。
「重濁性(重くどんよりしている)」、「下に沈む」、
「粘滞性」、「陽気の損傷」、「脾が影響を受ける」
などが特徴としてあげられます。
『湿邪』がメインの原因となり、
さらに次のように分けることができます。
◯湿熱瘀滞
どんな症状?
体の火照り、頭痛や頭が重い感覚、
喉が乾くけれどあまり飲めない
尿が濃い、舌に黄色い苔
脂もの、甘いものの過食、
お酒の飲み過ぎで湿熱が下肢に滞ったり、
湿熱が脾臓を弱らせること、
つまり、湿邪と熱邪が静脈瘤の原因となる考え方
どうしたら良いの?
清熱・祛湿(熱を清めて、湿を取り除く)
どの場合も、シンプルに、
邪となっているものを取り除きます。
鍼灸治療又は、食べもので、
邪を取り除くことがオススメです♪
熱、湿を取り除く食べとは?
白菜、セリ、大麦、粟、
トウモロコシ、りんご、梨など
◯寒湿瘀滞
どんな症状?
しびれ、冷えると痛い、下痢、尿が薄い、舌に白い苔
生ものや冷たい飲み物の過剰摂取、
雨に濡れたまま放置したり、
入浴後に髪を乾かさずに放置するなど、
湿邪と寒邪が静脈瘤の原因となる考え方
どうしたら良いの?
温陽散寒(陽の気を高めて、寒さを散らす)
◯気虚血虚
どんな症状?
倦怠感、無力感、息切れ、顔色がシラク、唇や舌の色が淡い
虚弱体質や慢性病
気虚(気の力が弱い)によって
血の輸送がうまくいかないことが
静脈瘤の原因となるという考え方
どうしたら良いの?
補気 活血化瘀
(気の力を高める・血液の汚濁を解消し、血行を良くする)
◯脾不統血
どんな症状?
血便や不正出血、顔色が淡白、食欲不振
東洋医学では思考と臓腑が関係していると考えるので、
思い悩みやすい人、脾を患いやすいとされています。
どうしたら良いの?
脾気を補うことで、
統血作用(血が脈外に出ないようにする働き)を回復させる。
と友人から質問を頂いたので、調べてみました。
東洋医学視点で診ると・・・
中医学では、静脈瘤のことを
「下肢青筋突起(かしせいきんとっき)」といいます。
『湿邪』が一つの原因と考えられます。
では、湿とは、どんな特徴があるのでしょうか。
「重濁性(重くどんよりしている)」、「下に沈む」、
「粘滞性」、「陽気の損傷」、「脾が影響を受ける」
などが特徴としてあげられます。
『湿邪』がメインの原因となり、
さらに次のように分けることができます。
◯湿熱瘀滞
どんな症状?
体の火照り、頭痛や頭が重い感覚、
喉が乾くけれどあまり飲めない
尿が濃い、舌に黄色い苔
脂もの、甘いものの過食、
お酒の飲み過ぎで湿熱が下肢に滞ったり、
湿熱が脾臓を弱らせること、
つまり、湿邪と熱邪が静脈瘤の原因となる考え方
どうしたら良いの?
清熱・祛湿(熱を清めて、湿を取り除く)
どの場合も、シンプルに、
邪となっているものを取り除きます。
鍼灸治療又は、食べもので、
邪を取り除くことがオススメです♪
熱、湿を取り除く食べとは?
白菜、セリ、大麦、粟、
トウモロコシ、りんご、梨など
◯寒湿瘀滞
どんな症状?
しびれ、冷えると痛い、下痢、尿が薄い、舌に白い苔
生ものや冷たい飲み物の過剰摂取、
雨に濡れたまま放置したり、
入浴後に髪を乾かさずに放置するなど、
湿邪と寒邪が静脈瘤の原因となる考え方
どうしたら良いの?
温陽散寒(陽の気を高めて、寒さを散らす)
どんな食材がオススメ?
もち米、くるみ、鶏肉、羊肉、鹿肉、うなぎ、すっぽん
◯気虚血虚
どんな症状?
倦怠感、無力感、息切れ、顔色がシラク、唇や舌の色が淡い
虚弱体質や慢性病
気虚(気の力が弱い)によって
血の輸送がうまくいかないことが
静脈瘤の原因となるという考え方
どうしたら良いの?
補気 活血化瘀
(気の力を高める・血液の汚濁を解消し、血行を良くする)
どんな食材がオススメ?
長芋、黒ごま、大麦、チンゲンサイ、鱈、酢
◯脾不統血
どんな症状?
血便や不正出血、顔色が淡白、食欲不振
東洋医学では思考と臓腑が関係していると考えるので、
思い悩みやすい人、脾を患いやすいとされています。
どうしたら良いの?
脾気を補うことで、
統血作用(血が脈外に出ないようにする働き)を回復させる。
どんな食材がオススメ?
もち米、粟、大麦、舞茸、大豆、
なつめ、青魚、生姜、香菜など
なつめ、青魚、生姜、香菜など
参考図書
症状による中医診断と治療 燎原書店
東洋医学の教科書 ナツメ社
東洋医学概論 医道の日本社